一体いつから即尺されていると錯覚していた?
愛染惣右介「BLEACH」
楽しい時間はあっという間で、早いものでもう3分の2が終わってしまい、
なんだか少し寂しい気持ちになっていました。
最初のうちはまだ時間は無限にあり、永遠にこの時間が続くと思っていました。
まるで大好きなアイドルのコンサートの終わりが近づいているような感覚で、
終わって欲しくない。ずっとここにいたいとすら思いました。
もうこの21番シートに2時間いるので、
自分の家の様な愛着すら湧いていました。
机の上にはこれまでみんなが置いていった名刺とおしぼりが山積みになっていました。
・7人目 No.81 雨使さん
「こんにちは〜」
「こんにちは。」
「あまつかです。よろしくお願いします。」
「あまつかさん!よろしくお願いします!」
「楽しんでますか?」
「めちゃめちゃ楽しんでます。」
「良かった。」
「お綺麗ですね。」
「ありがとうございます。」
「今まで来た方の中で一番タイプです。」
「ふふ。ありがとう。」
「君に出会えて良かった。」
「大丈夫?疲れてる?」
「全然!ところで、名刺ってもらえないんですか?」
「最後に渡しますね!」
「最後にもらえるんですか…?
皆さん最初に持ってきてくれて、終わったらもうすぐ次の方が来てるので…」
「ごめんなさい。私、回転で着くのが初めてで、あまりよく分かってなくて…」
「そうだったのですね。
雨使さんすごくタイプだから名刺欲しいな…。
10人の顔と名前は名刺ないと忘れちゃいそうで怖いから…。」
「わかった!最後に絶対渡すね!」
「ありがとう!約束だよ!」
「うん!約束!」
…
この時、私は彼女の事を知らなかったのですが、
どうやらトップランカーの様で、先月の指名本数ランキングを見ると脅威の1位でした。
この店のエースじゃん…。なんで回転で来るの?
後から聞いた話ですが、関東一の集客数を誇るこの店で
激安イベント開催中、しかも日曜日に
たまたま指名が入っていなかったからフリーで着いたとかいう
奇跡が起こる筈はなく、
恐らく受付時に120分待ちで、丁度次の枠で
7人目としてサプライズとして入れてくれた説が濃厚です。
受付してくれたボーイ仕事出来過ぎだろ…。
この店通い詰めるわ。
7人目っていうのもベストでした。
こればっかりは運が味方したとしか言えないのですが、
4人目でイッて、2人休憩を挟んで
まさに私のハチワレの調子が回復したタイミングで来てくれたので、
全てのピースが上手く噛み合いました。
お母さん、産んでくれてありがとう。
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